”次世代リーダーを育てる親になる” Parents Academy Tokyo®︎主宰の
小田木 友依です。
今日のテーマは
【親のつく嘘が招く悪影響!】
です。
『親に嘘をつかれたことが
多い人ほど、
大人になってから親に
嘘をついたり
心理的な問題を抱える
リスクが高い傾向にある』
ということが、
シンガポール大学の調査により
明らかになったそうです。
この調査は400名弱の
18歳から25歳の人を対象に実施。
・親にどんな嘘をつかれたか。
・大人になってから親に
どんな嘘をついているか。
・その他、自身の深刻な問題
(心配、うつ、引きこもり、
攻撃性、過干渉、規則破り等)
について自己診断した内容。
等の回答結果を分析したものです。
その結果、子どもの頃に親に
嘘をつかれて育った人は
大人になってから親に嘘をつき、
社会的に望ましくない行動を
とったり、
問題を発生させて
しまうリスクが高い傾向にある
という結果が出ました。
子どもにささいな嘘を
ついた経験がある人、
もしくは、親に嘘をつかれた
経験のある人は多いと思います。
例えば、
「いい子にしていないと鬼がくるよ」
「言うこと聞かないと置いていくよ」
のようなちょっとした嘘です。
親としては、スケジュール通りに
物事をすすめたかったり、
色々と思うところがあって、
とっさに嘘をついただけで、
深い意味はなかったりするもの
ですが、、
「嘘はついてはダメ!」
と我が子に教えている親が
嘘をつくことで、
子どもに言っていることと
親の実際の言動との間に
矛盾が生じ、
子どもの信頼する心に傷を
負わせてしまうとのことです。
親がつく嘘の種類によって
子どもへの影響は異なるようで。
子どもにいうことを聞かせる
ためにつくような嘘、
例えば、
「チョコレート買って」
という子に
「チョコレートはこのお店では
売ってないからダメ」
と、つく嘘に比べて、
親の権力をつかうような嘘、
例えば、
「早く寝ないと鬼に来てもらうよ」
というような嘘の方が、
子どもの心理的な問題を引き起こす
可能性が高いようです。
その理由は、
子どもに対して親が権力を
使うために嘘をつくことで、
子どもの自分で考えるチカラが
育ちにくくなったり、
拒否されたと感じる可能性もあり、
情緒面での健康が損なわれる
ところにあります。
子育てで嘘をつくと、子どもが
大きくなった時に
ネガティブな影響が出るという
ことが明らかになったわけです。
その場しのぎの嘘をつくのでは
なく、
子どもの感情に寄り添う。
子どもに情報を提供し、
一緒に問題解決をする。
選択肢を提示して選ばせる。
等で、危機を乗り越えるのが
オススメです。
つく嘘の種類によっては
子どもの情緒面の発達に
悪影響をあたえかねない!
ということを心得て子育てする
だけでだいぶ変わると
思います。
この話が子育ての
お役にたてれば嬉しいです。
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