こんにちは！
世界と渡り合える子を育てる親になろう。 Parents Academy Tokyo®︎ 主宰の
小田木 友依です。
『 ”やってはダメ！”
といっているのに
全然いうことを
きかなくて・・。
やめるどころか
エスカレートしてるん
ですよね(T . T)』
という相談をよくうけます。
ゲームやスマホ関連が多い
のですが、
［禁止されればされるほど
やりたくなってしまう］
というのには、万人共通の
脳のメカニズムがあるので
今日はそれについて
お伝えしますね(^_-)
ロンドン大学で行われた
ある実験があります。
実験ではまず、
”チョコレートの試食テスト”
という名目で集まった女性達を
３つのグループに分けました。
そして、
目の前にチョコレート
がある状態で
それぞれのグループに
違う指示出しをしました。
Aグループ：
「好きなだけ食べていいですよ。」
Bグループ：
「絶対に食べないでください。」
Cグループ：
「今は食べてはいけませんが
いずれ食べれます。」
その後、
実験参加者は一人ずつ個室へ。
そして、目の前に個包装の
チョコレートが20個入った
ボウルが２つ置かれ、
調査用紙が渡されます。
「調査の為にチョコレートは
好きなだけ食べていいですよ。」
と言われて、参加者は
一人きりにされます。
A、B、C、どのグループの人が
最も多くのチョコレートを
食べたと思いますか？
正解は、
Bグループ です。
「考えるな」と言われたので
必死に考えないようにした結果、
意志力（※）を消耗してしまい、
制限がなくなった途端に
”どか食い” をしてしまった
という訳です。
（※自分をコントロールして
物事を成し遂げる力）
ちなみに、AとCのグループでは
"どか食い"
はありませんでした。
この実験結果により、
『禁止（制限）されると ますます食べたくなる
（やりたくなる）』
ということが明らかとなりました。
『制限しても効かないのは
忍耐力や、辛抱する力が
足りないからだ！！』
と、考えがちですが、
実はこの発想こそが
間違いのモト。
まず、
『禁止や制限することでは
効果はでない！！』
という大前提を抑えておく
必要があります。
つまりですね！
『ゲームを禁止したら
ゲーム欲がさらに強くなる』
し、
『スマホの制限を厳しくしたら
より興味が強くなって中毒性を
おびる危険性がある』
ということです。
その他、
子どもが興味をもったり
やりたがること、
全てに同じ理論が
あてはまります。
でも、間違えて捉えて
ほしくないのですが、
『制限ナシで育てよう！！』
と言っているわけでは
ありません。
親から子への
頭ごなしの禁止
理不尽な制限
一方的な排除
は無意味であり、
逆効果ですよ。
というコトです。
では、どうすればよいか？
ですが、
大切なのは
親子で話し合って、
お互いの主張の妥協点を
見つけるコトです。
子どもの言い分を聞く
↓
↓
親が禁止したり、制限をかけたい
理由を子どもにしっかり伝える。
↓
↓
お互いの意見を認める
↓
↓
ルール決めをする
この手順で、
お互いの主張の打開策を
決めます。
こうすることで、
”どか食い” のような
リバウンド行為を
防ぐことができますよ(^^)
この話が、子育ての
お役にたてれば嬉しいです。
いつも読んでくださって
ありがとうございます(^^)
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